本システムはうずら卵を連続的に茹でて皮（殻）をむく装置です。
小さなうずら卵を独自のシステムにより、卵黄の偏り、卵白のきず、殻ささりなどの問題を解消し、効率的で高歩留りの生産を可能にしました。
能力としては、1時間当たり15,000ヶ・30,000ヶ・60,000ヶの3タイプがあります。
いずれのタイプもボイル/冷却/カラ割/カラムキの4つの工程から
成り立っています。



(Boiling Conveyor)


卵黄を中心に固定するための独自の方式で加熱します。
加熱方式は、破損ロスを防ぐために浮力を利用したボイル方式です。



(Cooling Conveyor)


卵がボイルから直接水中に落下しますので破損がありません。
移動中におきましても少量搬送方式ですので、破損、熱交換の点から見ても大変
効率がよく、卵黄が一段と色鮮やかに仕上がります。



(Shell cracker)


進行しながら、殻に細かいヒビを入れます。
シャワーによって細かい殻は下に流れ落とし、殻ささりを防ぎます。
水はフィルターでカラを除去後再利用されます。



(Shell  peeler)



カラムキ装置はムキシャフトと送りシャフトで成り立っています。
ヒビ割れた卵を連続的に送りながらムキシャフトにて殻を除去します。
剥けた殻はスクリューにて装置外に運び出します。
カラムキ動作中は大量の循環水でカラムキ動作を助けます。


(Inspection Conveyor)


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カラムキ装置の後に取り付いています。(30QS，60QSのみ）
白ムキの玉子がコンベア上を移動する間に目視にて検査をします。
製品の検査後、次の工程へ運びます。